船員のメリット・デメリット

船員
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船員のメリット

➀給料がいい(陸上のサラリーマンに比べて)

基本給自体は低いですが、ベースアップが決められているので航海士などの役職に就けなくても給料が上がります。(組合に加入している会社の場合)

船の種類によっても異なりますが、航海手当、時間外手当、労務作業手当など様々な手当が付きます。

休暇中は手当が付きませんが、ボーナスを除いても平均の月収は30万以上になります。

➁休暇が長い(船の種類によります。)

貨物船は乗船期間は3ヶ月、休暇は1ヶ月と決められいているので、海外旅行にも好きなだけ行けます。平日・休日を問わず毎日遊べます。

③乗船中はほとんどお金がかからない。

普通に生活していれば、家賃に食費・光熱費・交通費など必要ですが、船乗りは通勤の必要もなく、食費は会社の費用で賄われているのでタバコ、酒、つまみ、その他の娯楽用品くらいしかお金を使いません。

④通勤がない。

ただし、乗船時にはスーツケースなど大荷物で乗船しなければなりません。

荷物は送ることもできます。送料も会社から出ます。

それでも、乗ったその日からすぐ仕事なので、結局スーツケースは必要です。

船乗りのデメリット

➀仕事がキツイ(部署によります。)

甲板部の場合は荷役やワッチ(船の運航・見張り)の関係で毎日の生活リズムが不規則です。場合によっては睡眠時間があまり取れないときもあります。

力仕事、立ち仕事が多いです。体力があったほうがいいです。

➁人間関係が悪くても、逃げ場がない。

陸上で会社勤めなら、嫌いな上司と仕事をしていても自分の家に帰れば上司に拘束されずに済みます。船だと同じ建物あるいは同じ階に部屋があるので毎日顔を合わせなければなりません。

③家族・友達・恋人に会いたくても会えない。

冠婚葬祭とか大事な用事があれば予め言っておけばその時期に下船できます。特に用事がなければ、正月、GW、お盆休み、土日祝日関係なく船で仕事です。

④休みがない。

陸上だと1週間(5、6日)働けば2日休暇がありますが、船乗りだと1ヶ月に1回くらいです。(ただし、船の種類にもよります)

休みといっても昼か夕方くらいに岸壁に船を付けて、その日の夜は遊びに行けますが、次の日の朝早くから仕事だったりします。

⑤選挙権がない(事実上)

選挙の公示がいつなのかわからない。選挙のために岸壁に着けることもありません。そもそも、船員の出身地はバラバラですからね。

ちなみに陸にいるのは1年の内2・3ヶ月ですが、住民税などの税金はキッチリ取られます。選挙権もないのに・・・。減税してほしいです。

⑥電波がない

電波があっても休みじゃないからスマホ触れない。休憩時間だからスマホ触ったら電波がない・・・。ということはよくあります。

結局、船員がいいかどうかはその人のライフスタイルによります。

毎日、自分の家にいなくてもいい、1ヶ月働き詰めでもかまわない、連休・GW・正月休み・盆休みなんていらないって人は船員の仕事に合っているのではないでしょうか。

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