私の場合はちょうど30歳で7年勤めた会社を退職し、船員になるため
海技短大に入学しました。10代・20代の時とは同じように学習しても
上手くいかなかったのでその経験について書いていきます。
(※あくまで独断と偏見です。人によっては異なるかもしれません。
ちなみに私はもともと理系なので暗記よりも理数系が得意でした。)
目次
➀記憶力・思い出す力も衰える
➁文章の丸暗記は難しい
③もう徹夜して詰め込むのは無理
④学習時間を確保して計画を立てる
➀記憶力・思い出す力も衰える
あくまで私の感覚・経験に基づく話ですが、10代・20代の頃は簡単な暗記
であれば2、3回繰り返せば覚えることができたと思います。
学生の場合であれば授業を受け、テスト前に勉強すればある程度記憶
できたのではないでしょうか。
海技短大は科目数が十数科目と多く、覚えることも多かったのもありますが、その時の私の場合だと10回くらい繰り返さないと覚えることができませんでした。
しかも、完全に覚えたと思っていても実際テストでは思い出せなかった
り、思い出せたが不完全だったり、微妙に間違っていることがありました。
10代・20代の時に覚えたことは10年・20年経っても割と思い出せますが、
30代で覚えたことは1ヶ月も経つと忘れてしまい、完全に頭の中に定着させ
るのは難しかったです。
[結論]
30代で学習するにはとにかく、インプット・アウトプットを何度も
繰り返さないと覚えることができない。
➁文章の丸暗記は難しい
法律の文章を丸暗記しなければならない「法規」の授業があったのですが
これが大変でした。しかも、法律用語なので一語一句間違えると×になって
しまうので苦戦しました。一番苦手な科目で、いつも点数低かったです。
語呂合わせや文章の頭だけを覚えたり、イメージや絵をこじつけたりして
なんとか覚えましたが、テストが終わってしばらくすると忘れてしまいました。
[結論]
学習内容を選べるのであれば、暗記が多いものは避けたほうがいいです。
③もう徹夜して詰め込むのは無理
私はその時30歳でしたが、同級生は19歳・20代前半がほとんどだったので
みんな徹夜で乗り切っている人が多かったです。
ちょっとズルいなと思ってました。
30代が徹夜をするメリットはありません。
一晩では多くの内容を記憶できません。
何日もかけてひたすら繰り返す必要があります。
むしろ、徹夜すると試験当日のコンディションが悪くなり頭がうまく
回りません。むしろ、デメリットのほうが大きいです。
④学習時間を確保して計画を立てる
私の場合は試験の日程に合わせて、1日数科目を3日おきに学習していました。
本当は毎日同じ科目を勉強できるくらい、時間があればいいのですが
そうもいきません。科目数が確か15か16科目あったと思います。
最初の内は試験の範囲内の情報(参考書やノートなど)を極力
ルーズリーフにまとめ、まとまったら見ながら思い出すを繰り返しました。
[結論]
計画を立てて計画通りに学習し、成果を出す。
これは唯一30代で学習するメリットかもしれません。
正直、10代の頃はろくに計画も立てずに勉強してテストを受けてました。
私事ですが、成績は真ん中くらいであまり良くありませんでしたが、短大
を卒業し、海技士(航海・機関)の資格も取れ就職することができました。
会社を辞めた時は不安でしたが、とにかく必死になって勉強しました。
方法論も大事ですが、本当に必要なのは「やる気」なのかもしれません。
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